風景撮影や動画制作の現場で、レンズフィルターの付け外しに時間がかかり、シャッターチャンスを逃したことはありませんか?
従来の「ねじ込み式フィルター」はレンズにクルクル回して脱着する必要があり、どうしても時間がかかってしまいます。
そんな悩みを解決する一つのソリューションとして「マグネット式フィルター」というものがあります。
フィルターをマグネット式に変えるメリット

着脱が数秒で完了
マグネット式フィルターを導入することで、レンズフィルターの付け外しが一瞬でできるようになり、撮影効率を劇的に向上させることが可能です。
暗所・寒冷地でのグローブ装着時でも操作しやすいというメリットもあります。
複数のレンズでフィルターを共有できる
Helixのようなマグネット式フィルターはすべてのフィルターが共通サイズで設計されています。
あらかじめ各レンズに「スレッドベース(ベースプレート)」を装着しておけば、1枚のNDフィルターや偏光(CP)フィルターを複数のレンズ間で瞬時に使い回すことができます。
これにより、レンズごとに異なるサイズのフィルターを揃える必要がなくなります。
ネジ山のトラブル解消
従来のねじ込み式フィルターは、装着に時間がかかるだけでなく、「斜めに入ってネジ山を痛める(カジリ)」や「きつく締まりすぎて外れない」といったトラブルが発生していました。
マグネット式フィルターはそのようなリスクがないため、ネジ山を痛める心配は無用になります。
マグネット式へ変えるデメリット

逆にねじ込み式フィルターからマグネット式へ変えるデメリットとしては何があるのでしょうか。
初期投資と専用アクセサリーが必要
マグネット式フィルターは各社独自規格となっておりブランド間で互換性がない点や、同じ光学品質ならねじ込みより割高になる点が欠点です。
また、マグネット式に変換するには、レンズ側に装着する専用のアダプターリングが必須となり、レンズ径ごとにアダプターリングが必要になります。
常時レンズに装着されることで収納時に出っ張るなどの問題も考えられます。
保持力・信頼性
マグネット式フィルターは脱着が簡単な一方、信頼性の低い製品では強風時や誤接触で外れるリスクがあります。
ねじ込みほど「絶対に外れない」安心感はないため、マグネット式フィルターを導入する場合は信頼できるブランドの製品を選ぶことが大切です。
ケラレのリスク
アダプターを介して装着する分、レンズとフィルターの間に距離ができることによってケラレが発生するリスクが高まるのもデメリットです。
特に広角レンズでは発生するリスクが高まります。
あなたはどっち? 判断チェック

マグネット式が向いているケース
- 風景・動画撮影でレンズフィルターを頻繁に交換する
- 使用するレンズ径が統一されていて、アダプターが1〜2本で済む
- 撮影テンポ重視で、素早い操作を最優先したい
ねじ込みのままがよいケース
- フィルターをたまにしか使わず、コスパを最優先したい
- 登山・海辺など、過酷な環境で「絶対に外れない」安心感が必要
- 複数メーカーのフィルターを混在させて使っている
結論として、フィルターワークが多い撮影スタイルなら投資する価値は十分あります。一方で、フィルターをたまにしか使わないなら、ねじ込みのコスパには勝てないことも多いため、まずは一番よく使うレンズ径だけマグネット式に試してみるのが、失敗の少ない乗り換え方法です。








