撮影中に、「もう少し寄りたい・・・」と思った経験はカメラを扱う方であれば誰もが一度はあるのではないでしょうか。
今回はそんな時に役立つ「クローズアップフィルター」についてご紹介します。
クローズアップフィルターとは?

クローズアップフィルターは、レンズの前に装着して最短撮影距離を短くし、より大きく(接写)できるようにするフィルターで、いわば“簡易マクロ化アイテム”です。
クローズアップフィルターは、凸レンズ(虫眼鏡のようなもの)になっており、これによりピントが合う距離が手前側にシフトし、被写体にグッと近づいて撮影できるようになります。
フィルターには「+◯」という数字があり、これは度数(ディオプター)を意味します。数字が大きいほど「寄れるけど、画質は落ちやすい」というトレードオフがあります。
クローズアップフィルターのメリット

クローズアップフィルターを使用するメリットしては、マクロレンズのようなレンズを使用せず、レンズ交換なしで手軽に接写(マクロ撮影)が行えるという点です。
被写体のディティールを写し肉眼以上の情報量で表現したい場合に有効なフィルターと言えます。
フィルターであるため軽くて持ち運びしやすく、撮影シーンごとに手軽にフィルター脱着で切り替え可能であることも忙しい撮影の合間には嬉しいメリットです。
クローズアップフィルターのデメリット

クローズアップフィルターのデメリットしては、本格的なマクロレンズを使用することに比べて画質がやや劣化(特に周辺部)すること、色収差が出やすいことが挙げられます。
また、被写界深度が極端に浅くピントが合う距離がかなり限定されるため、基本的に付けっぱなしで撮影を行うことは出来ず、かなりピンポイントでの使用が想定されます。
クローズアップフィルターが向いている用途

クローズアップフィルターの強みが生きる具体的な撮影用としては以下のような用途が考えられます。
- 花や小物の撮影
- 商品撮影(小さめの物)
- テーブルフォト
- 簡易マクロ表現
どれも質感・細部・ディテールが主役になる写真撮影ですね。
クローズアップフィルター使用時はピントがシビアで手ブレしやすいため、三脚の使用ややライティングが重要になります。
マクロ撮影に興味がある方は、クローズアップフィルターの活用も検討してみてください。








